Whatever CCO 川村真司が原案・脚本を務める初監督作品『HIDARI』のパイロットフィルムを、世界のストップモーション界を支える最高峰のアニメーションチームである、ドワーフ スタジオとTECARATと共に制作しました。
『HIDARI』は、数多くの作品と逸話が残るが実存したか定かではない伝説的な江戸時代の彫刻職人「左甚五郎」の物語を、江戸の史実と絡めて大胆に再構築し、左甚五郎の作品と同じ“木彫”による人形を使って描く「ストップモーション時代劇」です。左甚五郎にまつわる様々な逸話と同じように、コマ撮りによって「木彫りの人形に命を吹き込む」ことで映像化しています。ジャパニメーションのようなダイナミックなアクションと、ストップモーションのアナログな世界観を大胆にミックスした、かつて観たことのないような映像を是非ご覧ください。
このパイロットフィルムを出発点に、最終的には長編映画を完成させたいと考えています。現在、長編映画化実現のために必要なパートナーや資金の調達のための活動を始めており、その支援を募るためのクラウドファンディングをKickstarterにて実施中です。映像をご覧になって「この物語の先をもっと観たい!」と思って頂けたら、是非ご支援をお願い致します!
実施期間: 2023年3月8日(水)〜 2023年4月25日(火)
Kickstarterプロジェクトページ: http://bit.ly/hidari-kickstarter
長編作品のあらすじ
左甚五郎は江戸時代に実在したとされる、大工にして天才彫刻師。彼の数々の逸話と史実を紡ぎ合わせたのが本作の物語である。若く才能溢れる大工の甚五郎は、親方達と共に江戸城改築という大事業にかかわることとなる。しかしその完成間際、江戸城に隠された秘密の口封じのため、他の大工や親方と共に罠にはめられてしまう。彼以外の仲間は皆殺しとなり、彼自身も利き腕である右腕を失う。絶望する甚五郎を突き動かすのは、復讐の二文字。その天才的な大工の技術を用い、失った右腕を強力なカラクリ義手に設え直した甚五郎。共に生き延びた相棒のネコ(後に彼の代表作、眠り猫のモデルとなる)と共に、復讐の旅に出る。そんな彼を、人はいつしか「左甚五郎」と呼ぶようになっていた。
次々と仲間の仇を討ちながら、黒幕に迫っていく一人と一匹。やがて将軍家の巨大な陰謀に気がつき、運命の地である江戸城へと再び乗り込んでいく。しかし自らが改築を手がけた江戸城は、最新兵器が搭載された難攻不落の要塞と化していた!巨大なカラクリ武器で武装された江戸城で、果たして甚五郎は首謀者を討つことができるのか?