タイガービール、BBHシンガポール、Le Pub APAC、ファッションデザイナーのイジー・ドゥによるコラボレーション作品「The Summer Puffer for Tiger Beer」の氷冷システム開発を担当しました。
パファージャケット(ダウンジャケット)はZ世代に大人気のファッションアイテムのひとつですが、真夏に着用するのは暑すぎます。そこでタイガービールは”逆境に打ち勝つビアブランド”に相応しい、流行に敏感な世代をターゲットにした世界初のトロピカル仕様のパファージャケット「The Summer Puffer for Tiger Beer」を作りました。
「The Summer Puffer for Tiger Beer」は、パファージャケットでありながら氷冷システムを搭載しています。キンキンに冷えたタイガービール缶をジャケットに装着すると、それに伴って冷却された水がジャケットに張り巡らされたチューブを通じて身体を包むように循環していきますます。チューブは動脈近くを重点的に通っているため、直射日光のもとでも身体を最大5℃冷却することができます。
氷冷システム開発では、過酷な高温の中でも涼しさを保つ宇宙服の技術にインスパイアされ、水温を低く保つためのさまざまな冷却システム設計を比較検討し制作しました。チューブの配置、素材、水タンクのデザイン、電子回路の配線などのテストを経て、最終的なメカニズムにたどり着きました。