人々が無自覚に持っている社会的偏見にスポットライトを当てる MTV「Look Different」という社会啓蒙キャンペーンのために、「79% ワーク・クロック」という時計をつくりました。
目的は、アメリカにおける男女の賃金格差に注目を集めること。 調査によると、フルタイムで働いている女性の年収は、男性の 79% にしか届かないそうです。ならば女性は 79% しか働かなくてもいいのでは?アラームが鳴ったら、女性労働者は退社してもいいのでは?というのがコンセプトになっています。
この時計は一日の労働時間が 79% に達すると、アラームでそのことを知らせてくれます。数百個の「79% ワーク・クロック」を制作し、それを全米の職場(ホワイトハウスにも!)に配布しました。時計を見るたびに、公平な賃金が与えられていない女性たちがいることを思い出すきっかけになればという想いがこめられていたこのキャンペーンは全米でソーシャルメディアを中心に大きな話題となりました。